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料理にワインに競馬に文学。F氏のフランス滞在期


by hiramette

お姉さん脱構築

しつこくブログ更新するF氏です。といってもこれは追記。

さっきNanetteちゃんとお話して、「お兄さん脱構築」の話をしたら、あー私なんか昔の話おもいだしたわ、とのこと。

なんでも、昔京都の嵯峨野に小洒落たカフェがあって人気があったらしいのですが、そこのランチメニューの名前が、「お父さんセット」、「お母さんセット」、「お兄さんセット」、「お姉さんセット」だったのだそうです。

「お父さんセット」はボリュームあり、「お姉さんセット」はライトミールというコンセプトはわからないでもありませんが、すこぶる空腹なお姉さんが「お父さんセット」食いたいときもあるがなこのタコ(暴言失礼)、という話なのです。頼みにくいったらありゃしません。しかも、この店つぶれてしまったそうです。まあもちろん、ランチメニューのネーミングのせいだけではないでしょうが・・・。

友人なんかに聞くと、やはり女性一人で牛丼の吉野家には入りにくいそう。まして「兄ちゃん、特盛つゆだくねぎだく!」なんてとってもいいにくい。

そこで、「牛丼おいしいのにな」と考える諸姉も、思い切って「お姉さん脱構築」してみましょう。そしてこぞって牛丼特盛を夜中に食べましょう。ジェンダーの解体を促すことによって、すべての人々に自由を、とかなんとかちょっとこ難しい表現で幻惑しつつ、わーい仲間だ仲間だ、と勝手に味方を増やしてみたF氏なのでした。

みけけ。

牛丼をあえて頼まず、牛皿とごはんを頼むのもありかも、だってそのほうがおかず1品増えた感じがするもん、の1クックリお願いします♪
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PS・またまたこの美しい写真は、友人Kさんにいただいたものです。夕暮れのヴェネチアです。Kさん度々すいません♪
# by hiramette | 2009-08-01 00:48 | 日常

お兄さん脱構築

ヴぁかんすで、8月にイタリーのヴェネチアやフィレンツェにでも行ったろかしらんと思って、休憩がてらいろんなサイトを見て回りつつ、想像に耽っているF氏です。

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ある日、駅の売店で雑誌を見ていると、夏だからかバカンス特集みたいなのがいっぱいありまして、ほほう楽しそうやないか、こら一冊買うたろかなと思ったのでございます。ところが、いいなと思った雑誌にかぎって、なぜか女性誌。 « Femme actuelle »「現代女性」とか、« Figaro madame»「フィガロ・マダム」とかいう名前なのです。うーむ、男のF氏としては買いにくい。狭い店内をうろちょろと徘徊した挙句、結局何も買わずに地下鉄に乗ったのでした。

いつも書いていることですが、僕の趣味は料理をすることです。でも、プロの料理人でないから、基本がしっかりしているわけではなく、本なんかをみて参考にします。ところが、そういうのも大体女性誌で、 女性読者を意識したピンクっぽい装丁だと、ちょっと買いにくいのです。自分が何をしようが他人の目が気にならなくなればええんやね、実際フランス人なんて好き放題やっとるから、と思うけど日本人はどーも「恥ずかしい」という意識が他の国民よりも強いようです。

でもね、自分の人生好きなことをやらないかんやん。やんやん、と一念発起。なんでも恥ずかしがらずにやろうと心に誓ったのであります。

これは、ある崇高な思想に基づいた行動です。名付けて「お兄さん脱構築」。ははん。定義は「お兄さんという存在に隠された、矛盾する形而上学を暴き出すための手法」この場合、脱構築された「お兄さん」は、我々が一般的に認識しているお兄さん像を揺るがし、覆すものとして現れるのです。ややこしい言い方をしてるけど、要は大人の男がやらんようなことでも恥ずかしがらずにさせていただきますという単なる宣言。女性誌のバカンス記事や料理特集が読みたいだけです。えへ。それから、一人でチョコレートパフェを食べに行ったり、興味があれば少女漫画も買ったり、かわいいと思えば動物のぬいぐるみも買うたろっと、という思想。あとあわよくば、ええ大人であるにもかかわらず、レストランでのディナー(夕食)時に、お子様ランチ(昼食)も頼んだろ。脱構築しまくりの生活。すげ。

それから、女性誌を買いたいときに、頼まれてもいないのに「いやあ、実は彼女に頼まれて」などと後頭部を掻かないこと。聞かれてもいないのに、見苦しい言い訳はしないのです。つじつまを合わせるために想像の堂々巡りを続けたら、どこかで論理が破綻して、しまいに漫才になります。だから、僕は無意味な作戦は使わずに、黙って女性誌を購入。万が一プレゼントかと聞かれたら自宅用と言います。自分を男というカテゴリーに当てはめて行動を規制しないことが、ストレスを溜めないコツ。その結果、目の前のチョコレートパフェや女性誌の料理特集に集中し、ぬいぐるみを愛でることができるのであります。

そういえば、高校のとき「あぶらとり紙」にやたらとはまって、おー鼻んところめっちゃとれておもろいやないか、と一人盛り上がっていると、女子高生諸君から奇異な目で見られたこともありました。イチゴ・タワーというイチゴパフェを食べに行ったこともございました。結構先駆的なことやっとったね、と自己擁護。

とまあ、よくもバカンス記事と料理記事を読みたいのに、ここまで自己正当化したもんです。ちなみに「お兄さん脱構築」の親戚で「ケバブ脱構築」というものあります。「ケバブ」に与えられた社会的文脈を廃し、新しい記号的価値を付与するのです。具体的には、「体育会系の男が腹が減っているからケバブを食べる」という文脈を打破するために、胃が痛くて食が細いときに「よっしゃ、ケバブでも食べにいこか」ということ。云々。阿呆ですいません。

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フィレンツェにはドゥォーモがあって、それが『冷静と情熱のあいだ』で出てきたから、Nanetteちゃんは行きたいって言うとったけど、僕がイタリアから帰ってきたら『酩酊と饒舌のあいだ』という小説でも書いたろかしらん。もちろん2部構成でロッソとビアンコ。赤ワインと白ワインについて饒舌に語るのであります。昔、一度フィレンツェにいったことがあるけど、そのときガイドをしてくれた、イタリア在住の日本人の女性が妙に巻き舌だったのが気になりました。

「こちRRRRRRRあをごRRRRRあーんください」

いわゆるイタリア風に言うところの、センプレ・ガンバリッシモというやつです。

今日も支離滅裂な内容のブログお読みただき、ドゥォーモありがとうございます。日曜日は久しぶりにドーヴィルに行ってきます。ブログのカテゴリに「小旅行」という項目を設けたにもかかわらず、一度も行ってなかったので、ここに入れられるわと思案中。その前に明日8月閉店になる、ジルのレストラン「ア・コテ」に行ってこようと思っています。

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PS・今日の素晴らしく美しい写真は、友人Kさんにいただいたものです。ヴェネチアです。Kさん使わせていただき前もってありがとうございます♪
# by hiramette | 2009-07-31 21:45 | 日常
特に積極的に自己紹介をしようと思ったわけではないのですが、F氏には好きなこともあれば嫌いなこともありまして、今日はそれを知っていただこうと過剰に箇条書き(オヤジギャクすいません)してみたいと思います。

F氏の好きなもの、好きなこと

①温泉たまご(フランスにないのが寂しいです。あのだしがおいしいんですよね)

②ウニ(昔北海道の礼文島で食べたうに丼は最高でした)

③寿司(寿司屋でバイトしてたのも、あまりに寿司が好きなので、自分で作れるようになりたかったからです。魚の漢字もずいぶん覚えました。JPちゃんが就職活動をしているとき、クールにがんばれと言う意味で、「鯖々した人間になり鯛(サバサバした人間になりたい)」という言葉を書道風に書いてプレゼントしたことがあります。)

④酒(特にワインと日本酒です。ワインについてはジルのア・コテで修行中)

⑤料理すること

⑥フランス語が理解されなかったり、むしゃくしゃしたとき、電化製品店FNACで日本製の電化製品が数多く並んでいるのを見て、フランス製のそれを比べて「日本のコールド勝ちやん」とつぶやきつつ、がんばっている日本を思い描きながら自分を励ますこと。

⑦休日、玉んこになったパルメザンチーズ粉をつぶすこと。

⑧ミシュランガイドブックを見て、次にNanetteちゃんと行くレストランを探すこと

⑨自分のブログに来ている人数をチェックすること(最近本当にたくさんの方に来ていただき、ありがとうございます。ついこないだ5000人突破記念といていたところなのに、いまもう5500人を超えています。ありがとうございます)

⑩競馬場に行って、走っている馬をみること。オリビエ・ペリエを応援すること。毎朝、図書館にむかう地下鉄、RERの中で、売店で買った2ユーロのエスプレッソ(ダブル)を飲みながら、パリ・チュルフ(フランスの競馬新聞)を読むこと

⑪フランス・ギャロ(日本でいうJRA)のホームページをみること(日曜日はついに、このブログでも紹介したゴールディコヴァちゃんが登場です。一人日帰りでドーヴィルに行ってきます!)

F氏の嫌いなもの、嫌いなこと

①ウップスと言う人(こないだも、シャルル・ドゴール・エトワールの駅で言われました。サザエさんの「ふんがふっふ」並に嫌いです)

②頷くとき、「ンーフン」という人。「はい」なのか「いいえ」なのかはっきりしてね。

③「やきにく」という音(料理の焼肉が嫌いなのではなく、単に音が嫌いなのです)

④夏に薄着の女性をエロい目で見る男を目撃してしまうこと。

⑤偉そうな人

⑥乾物系のつまみ

⑦ラーメンのかんすいの匂い(基本的にラーメンは苦手です)

⑧じめじめしたものに触れること。じめじめした人に縛られること

⑨ひたすら待たされた挙句、結局こっちが必要なものを何にもくれないフランスの役所全般(これは本当にひどいです)

かなり支離滅裂な並べ方でした。すいません。一つぐらい同意していただければ嬉しいのですが・・・、と不安なF氏に同情のクックリお願いします!
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# by hiramette | 2009-07-31 19:45 | 日常
こんにちは!今日も元気なF氏です!今日は夕方ぐらいにべるちゃんのワイン屋さんに行ってきました。
店の前まで行くと、ベルちゃん自らおでむかえ。

 
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 と思いきや、いきなりF氏を見て、うーワンワンギャルギャルキャん、と吠えるベル嬢。よく見たらこの写真もドラクエの敵みたいな体勢です。ベルがあらわれた、って感じですね。写真が青っぽいのは、急いで撮ったために昨夜の室内モードのままになっていたからです。お見苦しくてすいません。

 C'est ta façon de dire bonjour, ma Belle?
「それがこんにちはの挨拶なの、ベルちゃん?」

 ははんという顔の店主のジャニーヌは犬が吠えても特にお構いなし。でもいつもニコニコ顔で迎えてくれます。彼女の店もジルのレストラン同様8月はお休み。彼女はバカンスを、息子さんやご家族と、生まれ育ったブルターニュで過ごすそうです。

「彼女(Nanetteちゃん)は元気なの?」

「来週戻ってくるんだ」

などと話していると、ついこないだNanetteちゃんのおうちで、ワインオープナーを壊してしまったことを思いだし、ジャニーヌにどこで買えるかを聞いてみることにしました。

するとすると、ジャニーヌはあちこちの棚をごそごそ探して、すごくきれいなワインオープナーを取り出し、

「これ、あげるわ」

と言ってくれました。

F氏「えーっ!ほんとにいいの、こんな高そうなやつ」

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ベルちゃん「えっ、いいのお母さん?」

ジャニーヌ「そらこれはけっこういいやつよ(軽く自慢)。でもいいの。プレゼントよ」

といいつつ、彼女が僕に言った最後の一言。

Chaque fois que tu ouvres une bouteille, tu penseras à moi.
「一本あけるたびに私のことを思い出すのよ」

ははは、ちょびっとだけ恩着せがましい?いやいや、でも本当にありがとうございます。品はほんとにいいものでちょっとワインのプロになったようです。

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ちなみに、今日買ったワインはCôte du Rhône 2007, Carpe diem, domaine lefebvre d'Anselmeです。フルーティーでさわやか、アペリティフや軽い食事にぴったりです。ブドウの品種はコート・デュ・ローヌなのでグルナッシュ、カリニャン、シラーです。

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ジャニーヌさん、ちゃんと思い出しながら飲んでますよ!!!

 ははん。

今日もベルちゃんに免じて応援しといたるか、の1クックリお願いします。
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おまけ

今日は前に来たときベルちゃんのワイン屋さんで買ったもう一本をご紹介。
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Cabernet vin de pays de vaucluse 2004 Famille Descours

甘めの味で、熟した果実のよう。ブルーベリー系の味もします。こちら、ドメーヌは南仏のコート・デュ・リュベロンなのですが、カベルネ品種だけで作っているので、原産地統制法に基づかないワインとなり、vin de pays(地ワイン)扱いとなります。この地域では少なくとも2種類以上混ぜるのが、統制法に基づいた作り方だからです。

ちなみにヴァン・ド・ペイが、AOCワインに劣るかといえば、まったくそんなことはありません。物によります。ヴァン・ド・ペイでも本当に素晴らしいものがあり、例えば買うとおそらく100ユーロは下らない、ラングドックのグランジュ・デ・ペールなどがそうです。

おまけでした。

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# by hiramette | 2009-07-30 03:39 | ワイン
 パリにはさまざまな人々が暮らしています。フランス人はもとより、北アフリカのアラブ系、アフリカ系、中国系、東南アジア系、トルコギリシャ系、ユダヤ系など数え上げればきりがありません。

 だから食文化も本当に多様です。パリで食べられないものはないというぐらい、世界中の料理が食べられます。そういう点では東京も似ていますが、やはりパリにはパリなりの傾向があります。今日はパリでよく見かけるファストフードで僕が好きなものを簡単にご紹介したいと思います。
 
①ベトナム料理のフォー、ボーブン
ベトナム料理のフォーとボーブンはパリでとってもポピュラーです。ベトナムは旧仏領インドシナといって、フランスの植民地だった時代がありました。パリではベトナム系の料理屋さんをよく見かけます。中華料理のように濃くなくてあっさりしているので、胃の疲れたときなどに最高です。

 まずはPho(フォー)。これは中華街のなかにあるBambooというレストランのもの。

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 牛肉のだしで取ったあっさりスープの中に、米でできた麺が入っています。その上には薄切りの牛肉、肉団子、牛ホルモンが乗っています。お好みで下の写真の、香草類、もやし、レモン汁、唐辛子、甘辛みそを入れて食べます。本当においしく、日本人に合う味だと思うので、ぜひとも一度お試しください。
 
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 二つ目はボーブン。これもベトナム料理です。ゆでたそうめんのような麺の上に、揚げ春巻き、牛肉、きゅうり、にんじん、もやし、香草が乗って、付け添えの甘酸っぱいたれをかけて食べます。こちらも比較的あっさり。

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 フォーもボーブンも大体6から8ユーロぐらいが相場です。どこのレストランに入ってもほぼ同じ値段です。

②ケバブ
 次に以前も紹介したケバブ。パンの中に焼いた羊の肉、サラダ、トマト、たまねぎが入って、ケチャップ、マヨネーズ、アメリカンソース、ヨーグルトベースのホワイトソース、あるいは辛いサムライソースの1種類、あるいは数種類をかけてもらい、フライドポテトがつきます。お金がなくてお腹がすいているときは一番いいファストフード。値段は4・5~6ユーロぐらいです。個人的には、ポルト・ド・ショワジー近くの大きいショッピングモールの中の、Geantというスーパーの向かいにある、ギリシャ料理の総菜屋さんのケバブが一番おいしいと思います。ただ、ケバブはトルコ料理なので、彼らはサンドイッチ・グレック(ギリシャサンド)と呼んでいます。

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③クスクス
 そしてそして!本日一番紹介したいのが、北アアフリカ系のクスクス!これがかなりやみつきになるおいしさです。フォーやケバブほど安くはないけれど、お腹がいっぱいになります。クスクスとはsemouleと呼ばれる粒状のパスタのようなものの上に、ズッキーニ、にんじん、セロリ、ひよこ豆の入ったスパイシーな野菜のスープをかけたものです。実は昨日、前回の「たけのこ」の話でお馴染み(?)の、Tさんと二人で11区にあるクスクスのレストランに行ってきました。その様子をレポートいたします。

 今回行ってきたのはMon village (154, rue de Charonne, tel 01 43 67 11 43)という11区のレストラン。地下鉄9番線シャロンヌが近いです。この辺は雰囲気もシャンゼリゼや16区とは全然違って、移民系の人が多くとってもおもしろいです。決して危なくはありませんので、ご心配なく。

 さて、まずは店内の様子。シンプルですが落ち着いた感じです。この日はお客さんも少なく、落ち着いて食事できました。

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 イスラム系のレストランの場合、お酒を出さないのが通例ですが、ここは北アフリカでも南部の遊牧民族、ベルベル人のやるお店なので、ワインも置いてあります。ちなみに下の写真はべるべる犬です。

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冗談はさておき、僕とTさんは野菜のクスクスと、牛串、メルゲーズ(羊肉などが入ったスパイシーなソーセージ)、鳥、羊肉の入ったクスクスをひとつずつ頼むことに。Tさん曰く、ひとつは野菜クスクスにしないと、量がとっても多いのだそう。

 ワインは、お店のご主人おすすめの、モロッコのロゼワインにしました。

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 そしてついにクスクス登場。写真は2人分ですが、でかいです。
 まず、これがスムール。

 
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 そしてこちらが上からかけるスープです。

 
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下のお肉はなんと一人前。でかいです。

 
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 スープの中にはひよこ豆を入れます。
 
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そして盛り付けたのがこちら。おいしそうでしょ?右のほうにある赤いのはアリッサと呼ばれるペースト状の香辛料。これを入れると辛味が増しますが、色から想像するほど強くはありません。

 
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 野菜クスクスは11・5ユーロ、肉付きのほうは16ユーロ。ワインは1本18ユーロでした。少々高めですが、素朴でやさしい味。本当にパリで今まで食べた中で一番だと思います。実はここ、パリの留学生の中では結構知られた名店らしいですよ。機会があればぜひどうぞ!

 その後はTさんとごはんを食べたあと必ず行くバーへ。

 
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Le buveur de lune
50, rue Léon Frot, 75011, Paris
Métro⑨ Charonne

Tさんはここを通るたび、もしかしてF氏がいるのでは、と覗き込んでしまうそうです。2人でごはんを食べるときの最後は必ずここなのです。薄暗いんですが、落ち着いていて、安くて面白いバー。店員さんも感じがよく、いつも地元客でにぎわっています。2ユーロのパスティス(マルセイユのアニスのお酒)を飲んで帰りました。

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ということで、今日お伝えしたのはパリの庶民の味です。シャンゼリゼが「おフランス」だとすれば、こちらは「どフランス」ですが、たまにはそんなもうひとつのパリを味わってみてはいかがでしょうか。

ははん

クスクスはものすごくお腹がふくれるけど、でも大好き、あるいはようわからんけど食ってみてーの1クックリお願いします。
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# by hiramette | 2009-07-30 02:47 | レストラン