ストーリーのある競馬
2009年 07月 23日
いろいろ書きたいことがありすぎて、ついつい先週の土曜日に行ったメゾンラフィットの観戦レポを先送りにしてしまっていました。すみません。
ところで昨日の夜にアップしたウォッカの話。多くの方々に興味を持っていただいたようで、1日で200人超の方が来てくださいました。本当に出るといいですね。後は発表を待つばかりです。いずれにしても、今年の凱旋門賞は目が離せません。このブログで、またこちらの様子を知っていただけたら幸いです。馬券の買い方など基本的な情報も載せていますので、入り口のページの右の欄「競馬」の項目からご覧ください。
それ以外の料理やワイン、生活に関する記事も書きますので、お楽しみに。
さてさて、7月18日、雨が降ったからか、少し肌寒い日でした。
F氏はパリの西側に住んでいますので、西の郊外のメゾンラフィットは比較的行きやすいです。RER のA 線で凱旋門のあるエトワールから20分ぐらいです。
駅の様子はこんな感じです。
駅前にはきれいな市役所があり、僕は結構好きです。
競馬場までは少し遠いので、バスを使う方も多いです。歩くと30分ぐらいです。
さて、競馬場のコースはこんな感じ。
最長2000メートルの直線があり、確か世界最長だったと思います。
当日の芝はこんな感じです。
パドックは和やかで、ロンシャンと比べると人が少なく、田舎の競馬場っぽいです。またそれも違ったよさがあります。
このように、騎手もとっても近くに。
こちら、スミヨン騎手。ザルカヴァでお馴染みアガ・カーンさんの専属騎手です。
こちらはパスキエ騎手。
メゾンラフィットの直線です。
第3レースが終わって戻ってきたところ。
この日のメインレースはG3 メシドール賞。1600メートルの直線です。一番人気に推されたスミヨン騎乗のアルナダナちゃんが、3馬身離して勝ちました。このG3 は強豪ぞろいではないので、次はドーヴィルあたりのG2かG3に行くのだと思います。
さて、この日のオリビエは騎乗が3つしかありませんでしたが、3着、1着、2着とどれも本当に素晴らしい騎乗でした。特に第5レース単勝29倍のロサーナちゃんに乗ったオリビエは、最初行きたがっているのを押さえ、折り合いがついてからは最内の節約コースを取り、直線になって内からするっと伸びて、見事ハナ差の一着。勝った馬、調教師もさることながら、このオリビエの騎乗は賞賛するに値します。オリビエがいるとレースが実に面白い。他の騎手も明らかに彼を意識しているのがわかります。帰ってきたところを「おめでとう!」というと微笑み返して、日本語で「ギリギリね、ハナ差」といってくれました。
この日、たまたま競馬場にいらっしゃったSさんとお話しました。彼が仰っていましたが、オリビエの競馬はまさに「スタートからゴールまでが1つのストーリーになってい」ます。いやしかし、かっこいいこといいますね。今後使わせていただきます(笑)。本当の素晴らしい騎乗とは競馬を超えた普遍的な何かを見せてくれるものなのだと思います。だから、人は感動するし、競馬を人生の比喩にしたり、あるいは競馬から生きることを学ぶことができるのでしょう。
今週はフランス中部のヴィシーで開催。土曜日にイギリスでキングジョージがあって、日曜日にまたメゾンラフィットでグランプリG2のユジェーヌ・アダン賞です。
クックリお願いします!
ところで昨日の夜にアップしたウォッカの話。多くの方々に興味を持っていただいたようで、1日で200人超の方が来てくださいました。本当に出るといいですね。後は発表を待つばかりです。いずれにしても、今年の凱旋門賞は目が離せません。このブログで、またこちらの様子を知っていただけたら幸いです。馬券の買い方など基本的な情報も載せていますので、入り口のページの右の欄「競馬」の項目からご覧ください。
それ以外の料理やワイン、生活に関する記事も書きますので、お楽しみに。
さてさて、7月18日、雨が降ったからか、少し肌寒い日でした。
F氏はパリの西側に住んでいますので、西の郊外のメゾンラフィットは比較的行きやすいです。RER のA 線で凱旋門のあるエトワールから20分ぐらいです。
駅の様子はこんな感じです。
駅前にはきれいな市役所があり、僕は結構好きです。
競馬場までは少し遠いので、バスを使う方も多いです。歩くと30分ぐらいです。
さて、競馬場のコースはこんな感じ。
最長2000メートルの直線があり、確か世界最長だったと思います。
当日の芝はこんな感じです。
パドックは和やかで、ロンシャンと比べると人が少なく、田舎の競馬場っぽいです。またそれも違ったよさがあります。
このように、騎手もとっても近くに。
こちら、スミヨン騎手。ザルカヴァでお馴染みアガ・カーンさんの専属騎手です。
こちらはパスキエ騎手。
メゾンラフィットの直線です。
第3レースが終わって戻ってきたところ。
この日のメインレースはG3 メシドール賞。1600メートルの直線です。一番人気に推されたスミヨン騎乗のアルナダナちゃんが、3馬身離して勝ちました。このG3 は強豪ぞろいではないので、次はドーヴィルあたりのG2かG3に行くのだと思います。
さて、この日のオリビエは騎乗が3つしかありませんでしたが、3着、1着、2着とどれも本当に素晴らしい騎乗でした。特に第5レース単勝29倍のロサーナちゃんに乗ったオリビエは、最初行きたがっているのを押さえ、折り合いがついてからは最内の節約コースを取り、直線になって内からするっと伸びて、見事ハナ差の一着。勝った馬、調教師もさることながら、このオリビエの騎乗は賞賛するに値します。オリビエがいるとレースが実に面白い。他の騎手も明らかに彼を意識しているのがわかります。帰ってきたところを「おめでとう!」というと微笑み返して、日本語で「ギリギリね、ハナ差」といってくれました。
この日、たまたま競馬場にいらっしゃったSさんとお話しました。彼が仰っていましたが、オリビエの競馬はまさに「スタートからゴールまでが1つのストーリーになってい」ます。いやしかし、かっこいいこといいますね。今後使わせていただきます(笑)。本当の素晴らしい騎乗とは競馬を超えた普遍的な何かを見せてくれるものなのだと思います。だから、人は感動するし、競馬を人生の比喩にしたり、あるいは競馬から生きることを学ぶことができるのでしょう。
今週はフランス中部のヴィシーで開催。土曜日にイギリスでキングジョージがあって、日曜日にまたメゾンラフィットでグランプリG2のユジェーヌ・アダン賞です。
クックリお願いします!
by hiramette
| 2009-07-23 01:28
| 競馬