料理にワインに競馬に文学。F氏のフランス滞在期


by hiramette

もうひとつのパリ-おいしいファストフード-

 パリにはさまざまな人々が暮らしています。フランス人はもとより、北アフリカのアラブ系、アフリカ系、中国系、東南アジア系、トルコギリシャ系、ユダヤ系など数え上げればきりがありません。

 だから食文化も本当に多様です。パリで食べられないものはないというぐらい、世界中の料理が食べられます。そういう点では東京も似ていますが、やはりパリにはパリなりの傾向があります。今日はパリでよく見かけるファストフードで僕が好きなものを簡単にご紹介したいと思います。
 
①ベトナム料理のフォー、ボーブン
ベトナム料理のフォーとボーブンはパリでとってもポピュラーです。ベトナムは旧仏領インドシナといって、フランスの植民地だった時代がありました。パリではベトナム系の料理屋さんをよく見かけます。中華料理のように濃くなくてあっさりしているので、胃の疲れたときなどに最高です。

 まずはPho(フォー)。これは中華街のなかにあるBambooというレストランのもの。

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 牛肉のだしで取ったあっさりスープの中に、米でできた麺が入っています。その上には薄切りの牛肉、肉団子、牛ホルモンが乗っています。お好みで下の写真の、香草類、もやし、レモン汁、唐辛子、甘辛みそを入れて食べます。本当においしく、日本人に合う味だと思うので、ぜひとも一度お試しください。
 
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 二つ目はボーブン。これもベトナム料理です。ゆでたそうめんのような麺の上に、揚げ春巻き、牛肉、きゅうり、にんじん、もやし、香草が乗って、付け添えの甘酸っぱいたれをかけて食べます。こちらも比較的あっさり。

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 フォーもボーブンも大体6から8ユーロぐらいが相場です。どこのレストランに入ってもほぼ同じ値段です。

②ケバブ
 次に以前も紹介したケバブ。パンの中に焼いた羊の肉、サラダ、トマト、たまねぎが入って、ケチャップ、マヨネーズ、アメリカンソース、ヨーグルトベースのホワイトソース、あるいは辛いサムライソースの1種類、あるいは数種類をかけてもらい、フライドポテトがつきます。お金がなくてお腹がすいているときは一番いいファストフード。値段は4・5~6ユーロぐらいです。個人的には、ポルト・ド・ショワジー近くの大きいショッピングモールの中の、Geantというスーパーの向かいにある、ギリシャ料理の総菜屋さんのケバブが一番おいしいと思います。ただ、ケバブはトルコ料理なので、彼らはサンドイッチ・グレック(ギリシャサンド)と呼んでいます。

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③クスクス
 そしてそして!本日一番紹介したいのが、北アアフリカ系のクスクス!これがかなりやみつきになるおいしさです。フォーやケバブほど安くはないけれど、お腹がいっぱいになります。クスクスとはsemouleと呼ばれる粒状のパスタのようなものの上に、ズッキーニ、にんじん、セロリ、ひよこ豆の入ったスパイシーな野菜のスープをかけたものです。実は昨日、前回の「たけのこ」の話でお馴染み(?)の、Tさんと二人で11区にあるクスクスのレストランに行ってきました。その様子をレポートいたします。

 今回行ってきたのはMon village (154, rue de Charonne, tel 01 43 67 11 43)という11区のレストラン。地下鉄9番線シャロンヌが近いです。この辺は雰囲気もシャンゼリゼや16区とは全然違って、移民系の人が多くとってもおもしろいです。決して危なくはありませんので、ご心配なく。

 さて、まずは店内の様子。シンプルですが落ち着いた感じです。この日はお客さんも少なく、落ち着いて食事できました。

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 イスラム系のレストランの場合、お酒を出さないのが通例ですが、ここは北アフリカでも南部の遊牧民族、ベルベル人のやるお店なので、ワインも置いてあります。ちなみに下の写真はべるべる犬です。

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冗談はさておき、僕とTさんは野菜のクスクスと、牛串、メルゲーズ(羊肉などが入ったスパイシーなソーセージ)、鳥、羊肉の入ったクスクスをひとつずつ頼むことに。Tさん曰く、ひとつは野菜クスクスにしないと、量がとっても多いのだそう。

 ワインは、お店のご主人おすすめの、モロッコのロゼワインにしました。

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 そしてついにクスクス登場。写真は2人分ですが、でかいです。
 まず、これがスムール。

 
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 そしてこちらが上からかけるスープです。

 
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下のお肉はなんと一人前。でかいです。

 
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 スープの中にはひよこ豆を入れます。
 
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そして盛り付けたのがこちら。おいしそうでしょ?右のほうにある赤いのはアリッサと呼ばれるペースト状の香辛料。これを入れると辛味が増しますが、色から想像するほど強くはありません。

 
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 野菜クスクスは11・5ユーロ、肉付きのほうは16ユーロ。ワインは1本18ユーロでした。少々高めですが、素朴でやさしい味。本当にパリで今まで食べた中で一番だと思います。実はここ、パリの留学生の中では結構知られた名店らしいですよ。機会があればぜひどうぞ!

 その後はTさんとごはんを食べたあと必ず行くバーへ。

 
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Le buveur de lune
50, rue Léon Frot, 75011, Paris
Métro⑨ Charonne

Tさんはここを通るたび、もしかしてF氏がいるのでは、と覗き込んでしまうそうです。2人でごはんを食べるときの最後は必ずここなのです。薄暗いんですが、落ち着いていて、安くて面白いバー。店員さんも感じがよく、いつも地元客でにぎわっています。2ユーロのパスティス(マルセイユのアニスのお酒)を飲んで帰りました。

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ということで、今日お伝えしたのはパリの庶民の味です。シャンゼリゼが「おフランス」だとすれば、こちらは「どフランス」ですが、たまにはそんなもうひとつのパリを味わってみてはいかがでしょうか。

ははん

クスクスはものすごくお腹がふくれるけど、でも大好き、あるいはようわからんけど食ってみてーの1クックリお願いします。
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by hiramette | 2009-07-30 02:47 | レストラン