料理にワインに競馬に文学。F氏のフランス滞在期


by hiramette

だってあたし、はよ走らなあかんねもん!

 6月28日はサンクルー大賞の日でした。

 いやしかし、最近本当に暑くって、この日も凄まじい熱気のなか、競馬が繰り広げられました。

 
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 それにしても、何回見ても競馬場の入口からみる直線は圧巻です。ロンシャンもそうだけど、こんなに横幅が広いので、馬場の内側が荒れると、仮柵を設けたりできます。しかも、このような競馬場がパリ近辺に4か所もあるので、芝だけのレースが週に何度も開催できる訳です。

 さてさて、この日のメインレースは、サンクルー大賞。去年の凱旋門賞2着馬のユームザインちゃんが大本命に押されて、倍率も2倍を切りましたが、結果は前走ドバイシーマクラシック2着のスパニッシュムーンちゃんでした。イギリスからわざわざ走りにきてくれて、ありがとう!と言いたいところですが、実はこの子はいわくつきのお馬ちゃん。なんと4月中旬に行われたイギリス競馬で、枠入りを自らいやいやと拒否されたそうです。

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ぶるるるるる。いらんわい。なんで枠なんか入らなあかんねん。走りたいやつだけ走ったらええやないか。という感じだったんでしょうか。ということでなんと11月まではイギリスで出走できないそうです。理由が枠入り拒否って。。。イギリスすげ。そんなんで出走取り消しって言うのもすごいですね。動物愛護団体のみなさんから、「この子走りたがってないじゃない。動物虐待よ!」とか言う批判を受けたのでしょうか。しかも名前がスパニッシュムーンだから余計にウケる。
 とにもかくにも、この子は外国のレースに出るしかなかったようです。
 勝利後の調教師のコメントが、

 「枠に入れてくれた皆さんに感謝申し上げたい」
 というのにもウケました。

 とにもかくにも、おめでとう。順調に行けばこの子も凱旋門賞行きです。秋が楽しみですね。

 このメインレース以外にもちょっとした事件が2つほど。

 一つ目は我が友ジャンポールガロリーニ厩舎のサールヴァストちゃんが出たことです。結果は残念ながら5着でしたが、最後の最後で良い伸びを見せてくれました。

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 そして、このレースは、フランスにおける初日本人調教師である小林さんの調教馬が、一頭目の調教馬を出走させたレースでもありました。吉田さんのソヨカゼちゃんという馬です。ルメさん騎乗で結果は着外に終わりましたが、これから応援していきたいと思っています。

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 もう一つの事件は、G2マルレ賞でのこと。フランスでは、本名馬に勝たせるために、同じ厩舎からペースメーカーを付けることがあります。基本的には、差しあるいは追い込みの馬が本命のとき、ペースメーカーを付けて敢えてペースを早くし、先行馬をばてさせるという作戦なのですが。。。

 なんと、ペースメーカーの子がそのまま逃げ切って勝ってしまうという、極めて稀なレースでした。

 本命はスミヨンの馬、ペースメーカーは去年の凱旋門賞馬ザルカヴァちゃんのペースメーカーにものったディフエード騎手でしたが、まさか勝ってしまうとは、本人も思っていなかったらしく、

「最後の最後でこりゃ行けるかもと思い必死で追った」とのこと。

本命の方のスミ子さんは

「最後の300メ−トルの地点で馬を変えておけば良かったと思いました」という正直なコメント。

 うーむ。笑うしかありませんね。

 当のおうまちゃんの方は

 「だってあたし、はよ走らなあかんねんもん」と思っていたことでしょう。

 「前もって焦る」がモットーのNanetteちゃん似の子なので、なんか親近感が湧いて、これからも応援しようと思ったF氏なのでした。

 ほほう。

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by hiramette | 2009-07-02 06:41 | 競馬