料理にワインに競馬に文学。F氏のフランス滞在期


by hiramette

フランス競馬の基礎知識

 今日は簡単にフランス競馬の基礎知識をご紹介。

b0169024_9254477.jpg


 ①組織
 フランス競馬には2つの組織があります。フランスギャロ(ギャロとはギャロップの意味)は平地、障害のレースを管轄する組織です。もう一つはシュバル・フランセ(シュバルはフランス語で馬の意味)です。こちらはTrot(トロ)と言って、速歩のレースを管轄する組織です。速歩とは、馬がギャロップ、つまり走ってはいけないレースのこと。人間で言うところの競歩みたいなもんです。馬車のようなものに乗ってするレース、アトレと馬に乗ってするレース、モンテに分かれます。僕は正直こちらの方にはあまり興味がありません。

b0169024_9255981.jpg


②競馬場
  パリ近郊では有名なのが、まず平地のロンシャン競馬場、障害のオトゥイユ競馬場で共にパリの西、ブーローニュの森近くにあります。それに速歩専門の競馬場ヴァンセンヌ競馬場。こちらはパリの西のヴァンセンヌ競馬場にあります。このほか、平地の競馬場として有名な競馬場がパリ近郊には結構あります。まずはなんといってもジョッケクラブ賞(フランス・ダービー)、ディアーヌ賞(フランス・オークス)が行われるシャンティイー競馬場が有名。フランス語で生クリームのホイップのことをシャンティイーと言いますが、それもこの名に由来します。
あとはあのエルコンドルパサーが制したサンクルー大賞のあるサンクルー競馬場。そのほか2000メートルの直線で有名なメゾンラフィット競馬場、こじんまりしていてかわいいフォンテーヌブロー競馬場や、コンピエーヌ競馬場などがあります。


b0169024_9263749.jpg


③レース
  フランスのレースの仕組みはまあまあややこしいです。まずは賞金によってA〜Gまでに格付けされたレースがあります。Gは小さいレースでパリ近郊ではほとんどありません。通常新馬戦はFレースでここを勝ち上がると、徐々にレベルを上げていきます。普通Fを勝つとDあるいは自信ありの場合はBレースに行くパターンが多くこれが準オープンクラスです。
 ちなみに新馬で勝てない子や、こりゃもうあきませんという子は、ハンディキャップ路線に進みます。大ハンディキャップは、フランスで一番盛り上がる一日一度の5連単が賭けられるレース(カンテ・プリュス)になります。ちなみにハンディキャップでも勝てない子ちゃんたちはレクラメ・レース(レクラメは要求するという意味)と言って、気に入ったお馬ちゃんがその場で買える、一番レベルの低いレースに出ます。ただし注意。3歳のレクラメちゃんが後にG1で活躍することもあります。それが競馬のわからんところです。
 さてさて、Bレースを勝ったエリートちゃんは今度はリステッドレース(略号L)と呼ばれるオープン競走に出ます。更にそれで勝つあるいは上位に来たりしたら、次はG3、G2と上がっていって、最後に最高峰のG1があります。フランスでGは「グレード」ではなく「グループ」といいます。G1はグループ・アンです。

b0169024_928101.jpg


④頻度とレースの数
 フランス競馬は速歩が冬中心、ギャロップが春、秋中心です。レースは平日でも毎日しています。大きいレースは週末特に日曜がほとんど。一回の開催につき7から9レースぐらいあって、昼過ぎに始まり、夕方6時頃には終わります。メインレースは4レース目とか5レース目ということが多いかな。つまり真ん中あたりです。

b0169024_9292952.jpg


⑤有名な賞
 なんと言ってもまずは10月第一週の日曜日に行われる凱旋門賞でしょう。あと大きい賞としては、6月頭のフランスダービージョッケクラブ賞や、一年で最も華やかなレース、ディアーヌ賞でしょうか。サンクルーのサンクルー大賞も有名で、日本で言うところの宝塚記念といったところ。そして、7月14日の革命記念日には3歳2400メートルのパリ大賞がロンシャン競馬場で行われます。その後花火もあって、とても楽しい一日です。その後は、フランス北部のノルマンディー地方にあるドーヴィルで夏開催がありますが、そこで行われる最も大きいG1レース、ジャック・ル・マロワ賞はユタカさんも勝っています。G1は1年に30足らずぐらいあります。今後ある度に紹介していきますんで、ご興味のある方はチェックして下さいね。

 今日はこのぐらいにしときましょうか。あしたまたサンクルーの模様をお伝えします。

クックリお願いします!
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 競馬ブログへ
[PR]
by hiramette | 2009-03-29 09:19 | 競馬